自律神経失調症と心身症の違い

自律神経失調症の患者は増え、若年化しています。ストレスが原因の異常となると心身症と自律神経失調症は区別が難しく感じます。両者の違いは、症状のあらわれかたです。

心身症って?

身体疾患が、精神的な緊張状態や過度のストレスによって症状があらわれたり悪化するのを心身症(しんしんしょう)といいます。身体にあらわれる疾患の発現や進行、その消長に精神的な関与が大きいのが心身症です。これは総称で、ひとつの病気ではありません。心身症はあくまでも精神疾患ではなく身体疾患です。そのため、精神科ではなく治療は心療内科で行ないます。心身症は身体検査で異常が認められます。しかしその症状には心因が強く影響しているのが心身症の特徴です。体の治療と心の治療を、あわせてケアすることが多いのです。

自律神経失調症って?

自律神経失調症の特徴は身体症状と精神症状を限定せず、非常に多岐に渡る症状があらわれる点なのです。自律神経失調症の症状のうち、何がどれだけ強くあらわれるか、そして症状としてあらわれないかという要素は個人差が大きく、患者に寄ります。特定の症状のみがつねにあらわれている患者も多いというわけなのです。多いのはめまいや発汗異常、体の震えなどです。また、血圧が上がったり下がったりして立ち眩みから倒れることもあります。耳鳴りや吐き気、頭痛も続きます。微熱のように風邪のようになってしまうこともあります。情緒が安定せずイライラしたり、被害妄想や鬱も見られるようになります。一部では内科医が原因不明の不調を患者に無理に納得させる言い訳に使われていると批判もあります。

両者の違い

自律神経失調症の患者は増加および若年化の傾向があるとされています。内科にかかる人の30パーセントから40パーセントはストレスによる症状があらわれているわけなのです。ストレスが原因の異常となると心身症と自律神経失調症は区別が難しく感じます。両者の違いは、症状のあらわれかたです。心身症の場合はあくまでも特定の箇所にトラブルが起きて、集中しています十二指腸かいようや頻繁な頭痛などです。自律神経失調症の場合は症状が固定されず、さまざまな異常が各所の器官にあらわれます。頭痛が終わったかと思えば、便秘と下痢をくりかえしたり、動悸や息切れが重くなったりします。

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